冬「北海道開拓の村」のレビュー
こんにちは。北海道開拓の村と北海道博物館に行ってきました。私たちは冬にこちらへ訪れましたが、寒すぎたので冬以外の季節に行った方がいいと思います。とは言え、想像以上に楽しかったので紹介したいと思います。
北海道開拓の村のレビュー
(新札幌駅からバスで向かい)バス停を降りると札幌停車場がお出迎えしてくれます。札幌停車場が北海道開拓の村の出入口で、チケット売り場やコインロッカーもこちらの建物にあります。
ボランティアガイドツアーがあり、札幌停車場(出入口)で受付を行っていました。ボランティアガイドツアーは60分~90分ほどで、建造物をまわりながら北海道の歴史や文化について分かりやすく解説してくれます。私たちは90分間でガイドさんのおすすめコースでお願いしました。(時間や巡りたいコースはガイドさんと相談して決めることができます。)
北海道開拓の村は総面積54.2haで、東京ドーム約11個分の広さだそうです。展示建造物が52棟あり、それぞれの建物に様々な展示物があります。
開拓使札幌本庁舎は木造の洋風建築物です。白旗に赤い星は北海道の開拓使のシンボルであり、のちにサッポロビールのマークのモチーフになったそうです。
染め物屋さんの建物です。
建物の中に入ると、当時の雰囲気を人形を用いて再現しています。建物は基本的に出入り自由ですが、立ち入り禁止の場所や土足禁止の場所もあるので注意が必要です。
人形がちょっとリアルで怖かったです。数軒見て回ると慣れましたが、、、。
宿泊施設です。
当時は列車が1日に数本しか走っていなかったそうです。早朝の列車に乗り遅れないよう前泊する人の為の旅館と列車を待つ人の為の待合室を兼ねていたようです。
待合室は高級な一等車の乗客とその他の乗客で部屋が分かれていたそうです。
ミルクキャラメルや煎餅など現代でも馴染みのあるお菓子が飾られていました。
ワラジやスノーシューが飾られていました。ボランティアの方が当時の物を再現し、藁を編んで作成したそうです。大きな箱は当時の冷蔵庫です。
(和風の建物も多くある中)開拓使は欧米の文化を積極的に取り入れていたこともあり、洋風の建物も混在していました。
お蕎麦屋さんです。右上の「三口」は「三」→四季の中で秋がない→飽き無し、「口」→枡をモチーフにした縁起のいい家紋で、「飽きがなくますます繁盛しますように」という願いが込められているそうです。
当時の建物は細かいところまで洗練されており、当時の技術の高さを感じるとともにオシャレでした。
建物内は井戸水を組むところがあったり、当時のメニューが飾られていたりと忠実に再現されていました。
この日は地面に積もった雪が風によって吹きあがっており、この現象を地吹雪というそうで、北海道ではよくあることだそうです。晴れているのに雪が降っているようで、私にとっては不思議な天候でした。
新聞社です。
時期によっては何かを刷る体験なども行われているそうですが、冬はすべて片付けられていました。
当時の飲食店の雰囲気なども見ることができます。
お酒を造るために必要な道具が飾られていました。
木造の樽を作るにも水が隙間から漏れないようにぴったりと作る技術が必要で、当時の技術の高さを感じました。現在ではお酒造りで木造の樽はあまり使われていないそうで、木造の樽を作れる職人も減少してしまっているそうです。
開拓使工業局庁舎です。
当時の文書や記録が展示されていました。
ますや鮭の缶詰や食生活についての文書が展示されていました。
警察署です。
青山家漁家住宅です。この建物内にはボランティアの方々がいて、暖房がついていたので温かかったです。
ニシン漁を行っていた建物で、ニシン漁の仕掛けの説明がありました。
当時ニシン漁はかなり儲かったそうで、出稼ぎに来る人も多くいて、その人たちの居住スペースです。
出稼ぎに来た人たちに料理を作る用の台所です。柱の上が台所に立つ女性たちの寝床です。
隣りにはニシン漁に出る船が置かれいる倉庫がありました。
船を上から覗き込むように見ることができました。船はとても大きく私たちが入ってきた扉からは出せないように思いますが、建物の一面の柱をはずすと、その面が大きく開く仕掛けが施してあるそうです。
開拓の村食堂でお昼ご飯を食べました。
この建物には食堂とお土産屋さん、お手洗いがあります。
食堂内は広く、ソファー席もありました。
屯田兵定食をいただきました。(鮭昆布めし、豚汁、みそおでん、いも団子焼き、日替わり小鉢)
芋餅もいただきました。いも団子焼きと芋餅は全然違った味付けでした。当時の食文化に触れられて、どれもとても美味しかったです。
札幌停車場(出入口)には、ちょっとした休憩所がありました。
顔出しパネルもありました。
バス停の近くに小さな小屋がありましたが冬は寒いので、札幌停車場(出入口)の休憩所で温まりながらバスを待ちました。
基本情報
アクセス | 北海道開拓の村:札幌市厚別区厚別町小野幌50-1 北海道博物館:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2 |
公共交通機関での行き方 | 新札幌駅からバスで15~20分ほど ※北海道開拓の村と北海道博物館はバスで一駅、徒歩で10~15分の距離 |
営業時間 | 北海道開拓の村:5月~9月 9:00~17:00 / 10月~4月 9:00~16:30 北海道博物館:5月~9月 9:30~17:00 / 10月~4月 9:30~16:30 |
休館日 | あり ※公式HPを確認してください |
料金 | 北海道開拓の村:800円 北海道博物館:600円 北海道開拓の村+北海道博物館:1200円 |
駐車場 | 無料 |
コインロッカー | 無料 |
最後に
いかがだったでしょうか。
今回紹介できたのはほんの一部ですが、ボランティアガイドさんのツアーに参加したことで、より詳しく当時の建造物や文化について理解でき、面白かったです。ボランティアガイドさんもとても親切な方で、一緒に回っていて楽しかったです。北海道開拓の村に行く際はぜひボランティアガイドツアーに参加してみてくださいね。
服装に関しては、基本的に屋外で過ごし、暖房がついている休憩所も少ないので、ガッツリ防寒対策をしていきましたが、それでも寒かったです。具体的にはカナダグースのダウンジャケット、裏起毛の厚手のズボン、スノーアクティビティ用の厚手の靴下、スノーブーツ、帽子、手袋等を着用し、カイロもたくさん持って行きましたが、屋外で過ごすのは3時間くらいが限界でした。
北海道博物館のレビューは次回に続きます。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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