冬「北海道博物館」のレビュー
こんにちは。12月下旬に北海道博物館に行ってきました。北海道開拓の村は基本的に屋外展示でかなり寒いですが、北海道博物館は屋内展示のみなので冬でも温かく、季節を問わず快適に観覧することができます。
北海道開発の村のレビューはこちらです👇👇👇
北海道博物館のレビュー
バス停から北海道博物館までスロープがあり、大きなキャリーも何とか運ぶことができました。館内には大きなロッカーがあり、無料でキャリーを預けることができました。また館内が温かかったのでダウンジャケットも一緒にロッカーへと預けました。
館内に入るとマンモスゾウとナウマンゾウがお出迎えしてくれます。
ゾウの角と一緒に撮影できるフォトスポットがありました。
基本的に展示物に触れてはいけませんが、こちらのように触っても良い展示物もあります。注意事項等確認して、優しく触りました。
展示物は5つのテーマに分かれており、第1テーマは大昔の北海道についてです。北海道は独自の文化を構築してきたので、学校で習う日本史とは似ているようで異なっていて、勉強になりました。
様々な土偶がありました。
北海道のアイヌ民族から和人への交易品です。トド・クマ・シカなどの動物の皮やニシンなどの食べ物、織物など、北海道ならではのもので交易活動を行っていたことがわかります。アイヌ民族は北海道から船で本州へと渡り、和人と物々交換をしていたそうです。
防具は結構オシャレです。
北海道開拓の村にあった開拓使札幌本庁舎の模型がありました。北海道開拓の村を行った後に北海道博物館に行くと、文化や歴史の展示品の重なる部分があり、より詳しく北海道の歴史について知れるので面白かったです。
第2テーマはアイヌ文化についてです。当時の家や船など実物大で展示されていました。
北海道で藁の家で暮らすのはちょっと寒そうです。
北海道博物館で1番興味深かったのはこちらの「現在へと続く、ある家族の物語」です。アイヌ民族の先祖を持つ少年が両親や祖父母にアイヌ民族について聞き、学んでいく物語で、漫画形式になっているので、とても読みやすい作品となっていました。アイヌ民族の暮らしについて学びつつ、どのような経緯で文化や言葉が失われていったのか(そんな中、現代にどのようにして継承されたのか)がわかりました。北海道博物館に行ったら、この作品はぜひ読んでほしいです。
アイヌ文化の言葉、歌、踊りなどの映像資料を見ることができました。
第3テーマは北海道らしさの秘密です。
馬を用いて農業を行っている様子です。
明治時代の終わり頃のニシン漁場の様子です。ニシンを捕まえ、岸へと運び、建物へと運び入れる一連の作業を沖あげと呼んでおり、その際に歌われたのがソーラン節をはじめとする沖あげ音頭です。小学生の頃に踊ったソーラン節がアイヌ文化であることをここで知りました。
この模型は海の中まで再現されています。ニシンが大量に獲れて(当時ニシンは価値が高かったので)かなり儲かったそうです。時代とともにニシン漁は衰退してしまったようです。
ニシンを捕まえる際の仕掛けについても展示されていました。
明治時代になると、小樽の手宮と札幌間に北海道で初めて鉄道が開通し、人や物が盛んに行き交うようになりました。そんな当時の鉄道内の様子が展示されていました。駅員さんと乗客の会話なども聞けて、リアリティがありました。
北海道で生産されていたうずまき型の蚊取り線香です。
江戸時代の終わり頃の北海道を描いたすごろくです。
当時の食生活についても学ぶことができます。
展望テラスがありました。
展望テラスからの眺めはこんな感じです。
第4テーマは私たちの時代へです。このテーマは昭和時代のことで、かなり現在の暮らしに近くなりました。
トヨタ初の大衆車「パブリカ」が展示されていました。
ブラウン管のテレビや机と一体型のミシンなど、昭和のドラマなどでよく見る家電がありました。
第5テーマは北海道の生き物たちについてです。
実際にどんぐりに模した木のボールをコロコロと転がし、どんぐり(木のボール)の行方を追い、生き物たちの繋がり(食物連鎖)について学ぶことができます。
設置されているタッチパネルで北海道の生き物についてより詳しく理解することもできます。
内容が食物連鎖なので、時には残酷な展示物もありましたが、生き物たちの繋がりについて改めて考えるきっかけとなりました。
基本情報
アクセス | 北海道開拓の村:札幌市厚別区厚別町小野幌50-1 北海道博物館:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2 |
公共交通機関での行き方 | 新札幌駅からバスで15~20分ほど ※北海道開拓の村と北海道博物館はバスで一駅、徒歩で10~15分の距離 |
営業時間 | 北海道開拓の村:5月~9月 9:00~17:00 / 10月~4月 9:00~16:30 北海道博物館:5月~9月 9:30~17:00 / 10月~4月 9:30~16:30 |
休館日 | あり ※公式HPを確認してください |
料金 | 北海道開拓の村:800円 北海道博物館:600円 北海道開拓の村+北海道博物館:1200円 |
駐車場 | 無料 |
コインロッカー | 無料 |
最後に
いかがだったでしょうか。北海道開拓の村と北海道博物館の両方を見て回ることで、北海道の歴史について様々な角度から学ぶことができました。私たちは9:30頃に北海道開拓の村に到着し、14:00に北海道博物館へと移動し、16:00頃のバスで帰りました。時間さえあれば、もっとゆっくり見て回りたかったです。旅程を考える際の参考になれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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