宝永山荘のレビュー(富士宮ルート 新六合目 山小屋)
富士山の富士宮ルート新六合目にある宝永山荘という山小屋に宿泊してきました。結論から言うと、とても素敵な山小屋でした。生まれて初めて山小屋に宿泊した私が感じたことを率直に書いていこうと思います。
宝永山荘はユーモアにあふれたおばちゃん3人としっかり者の若い男性で運営されていました。山小屋に到着すると、宿泊費(現金のみ)を支払い、山小屋でのルールや布団の場所などわかりやすく説明してくれました。山小屋の中には他の登山者もいて、バタバタと忙しそうでしたが、終始丁寧に対応してくれました。
この日は少しだけ雨が降っていたので、濡れているもの(レインウェア上下やザックカバーなど)を奥にある物干しざおに干しました。
近くにザック置き場があり、ザックは(2階の)布団に持って行かずに(1階の)ザック置き場にまとめて置くようになっていました。貴重品を肌身離さず持ち歩けるように布製の小さなエコバッグを持って行って良かったです。
2階に上がる階段の前の靴箱に登山靴を置けるようになっていました。
同じ登山用品を使っている登山者もいるかもしれないので、自分のものには名前を書いたり目印をつけておくことをおすすめします。
布団はふたりで1枚で、セミダブルくらいの広さでした。敷布団、掛布団、毛布が2人で1枚で、枕は1人1つずつありました。敷布団は少し薄めで固めでしたが、掛布団と毛布は分厚くて重量感があり温かかったです。山小屋泊は寒くて防寒着を着て眠るイメージでしたが、Tシャツ1枚でちょうど良かったです。また、ぎゅうぎゅう詰めの雑魚寝を想像していましたが、ゆとりがあり、快適に眠れました。枕元にコンセントが2つあり、隣の夫婦と1つずつ使いました。
山小屋の中にお手洗いがありました。汲み取り式トイレ(ボットン便所)なので、トイレットペーパーを流すことはできませんし、臭いもありました。気になる人は外にあるバイオトイレを使用することもできます。
洗面所もありますが、宿泊者は水を使用できません。
昼間は(宿泊者以外の登山者にも)食事を提供していて、メニューが魅力的でした。
カップ麺が500円、じゃがりこが400円で販売されていました。(ちなみに山頂のカップ麺は1000円でした。)
金剛杖やお土産等が販売されていました。
夕食のカレーが美味しかったです。水を1杯いただけたのも嬉しかったです。
夕食時に翌日の朝食のお弁当を渡されました。
お弁当をビニール袋(無料)に入れてから、ザックに入れて持ち運びました。
お弁当はご来光を見ながらいただきました。美味しかったです。
出発前の朝の支度(コンタクトを入れたり、日焼け止めを塗ったり等)を布団で行うと他の登山者の迷惑になると思ったので、前日にスタッフさんに確認し、1階は小さな灯りが一晩中点いていると教えてもらったので、1階で朝の支度をしました。夜はスタッフさんも寝ているので、勝手に扉を開けて出発する方式でした。
初めての山小屋泊でわからないことや不安に思うことも多かったですが、スタッフさんたちが親切で、どんなに些細なことでも丁寧に対応していただき、とても有り難かったです。山小屋にはそれそれのルールがあると思うので、わからないことは何でも聞いてみると良いと思います。宝永山荘に宿泊して本当に良かったです。(おまけ:電話で宿泊の予約をした時から優しく、人柄の良さがにじみでていて最初から好印象でした。)
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